友だち追加やID連携がまだでも、発送・購入完了通知を届けられます。配信費用も通常のLINEメッセージより安価です。
ワークフローの自動化アプリ「Shopify Flow」を利用するため、Shopifyスタンダード以上のプラン限定での提供です。
弊社ソーシャルPLUSはLINE社の正規代理店です。Technology Partnerとして「Performance」バッジ、Sales Partnerとしては「SMB Sales Partner」部門で最上位のGoldを取得しています。
本記事では、下記3点をご紹介します、
・CRM PLUS on LINEが提供しているテンプレートを使って「購入完了通知」や「発送完了通知」をLINEで配信する方法
・テスト配信を実施する方法
・(店頭での購入もある場合)店頭での購入に対して購入完了通知が配信されないように除外する方法
LINE通知メッセージ(購入・発送完了通知)についての詳細は下記ページをご参照ください。
https://crmplus.socialplus.jp/function/line-notification-massage
ワークフローの自動化アプリ「Shopify Flow」を活用してテンプレートをストアへそのまま導入できるので、Shopify Flow未経験者の方にも簡単に設定いただけます。「CRM PLUS on LINE」とShopify Flowを併用することで、業務の効率化を実感していただけると思います。
※Shopify FlowはShopifyスタンダードプラン以上で利用可能です(2023年4月現在)
「CRM PLUS on LINE」から提供しているテンプレートには「購入完了」と「発送完了」の2種類があります(2023年3月現在)。まずはどちらか一方のテンプレートからインストールを始めてみてください。
Shopify Flowのホーム画面を開いた後に、下記の手順で導入していきます。
「テンプレートを閲覧」を選択します。
まず「アプリ」より「CRM PLUS on LINE」にチェックを入れます。
チェックを入れて検索を絞り込むと、2つのフローが自動で抽出されます。
例として、「購入完了(Send a notification when a purchase is completed)」を選択し、右上にある「インストール」を押下してFlowアプリ内に取り込みます。
インストールした時点ではタイトルが英語のままなので、用途に合わせた日本語へ変更します。今後他のアプリが増えた際にもどのアプリによるワークフローなのかを判別しやすいように、タイトルの語尾にアプリ名を記載しておくのもおすすめです。
「発送完了(Send a notification when shipping is completed)」も1)〜4)同様の手順でインストールをして、必要に応じてタイトルを変更してください。
2種類のテンプレートのインストールが完了しました。
このまますぐに利用する場合は、各テンプレートを開き「ワークフローをオン」を押下するとフローが稼働し、トリガーが発火するとLINE配信が開始されます。
このまますぐに利用可能ですが、顧客様へ配信する前に一度ストア側でテスト配信をすることをおすすめします。テスト配信の方法は次章で説明します。
テスト配信では、誤字脱字、改行の仕方、色づかいや文章がストアのイメージに合っているかなどを確認していただけます。日本語だけでなく英語や他言語での配信も可能ですので、言語調整の目安にもしていただけます。
*ローマ字の変数には、実際の配信においては顧客ごとに異なる数値や文字が入ります。
*テンプレートを編集しない場合は、上記画像のような白黒ベースのLINE配信となります。
*テスト配信する前に、テスト担当者は必ずストアにて会員登録、その後マイアカウントにてLINEのID連携を済ませておいてください。
テスト注文をする前に注意事項があります。LINE通知は、各フローのトリガーを発火させ、設定された条件をクリアした後にアクションを実行することで、メッセージを受信できるようになります。
各テンプレートのアクションまでの流れも再度確認しておきましょう。
それでは、下記にて購入完了通知を配信するワークフローでテストを行います。
パターンを2つ紹介いたしますので、どちらかひとつ、やりやすい方法でテストを行ってください。
例として「購入完了」通知(トリガー名:「Order created」)をつかって、「顧客タグにtestタグがある人のみ」に配信されるよう条件を追加していきます。下準備として、顧客管理画面よりテスト担当者を選択し、タグに「test」を追加します。
CRM PLUS on LINEを通じてLINEのID連携済みの場合は、自動で「line」タグが付与されています。テスト担当者に「line」タグがついていたら、正しくLINE連携されている証です。もし「line」タグがついていない場合は、動作テストしたいストアにて会員登録後、マイアカウントにてLINEのID連携を行ってください。
下準備がおわったら、Shopify Flowの「購入完了」フローを開いて「編集」を選択します。
「以下の場合、確認…」(ワークフローの実行条件の設定ブロック)を押下し、右側に条件追加ツールを表示させます。条件追加ツール内にある「基準を追加」を選択します。
顧客タグにtestタグがある担当者のみに配信されるようにしたいので、「test」タグを条件に追加していきます。
まずはOrder > customer を選択します。
その後、tagsを選択します。
「Tags_item」の欄に「test」と小文字で入力します。
これで顧客タグに「test」がある担当者のみにLINE配信が行われるようになります。
testタグを条件に追加できたので、「ワークフローをオン」にしてテスト注文を開始してください。
前述のパターン①とほとんど同じ手順です。(①でtestタグを追加した方は、一度testタグのみ条件から削除してパターン②をお試しください。)
条件に「担当者のメールアドレスと一致する」場合のみ配信されるよう条件に追加していきます。「購入完了」フローを開いて「編集」を選択します。
Order > customer > email > 会員登録したときのメールアドレスを記入・追加します。
「Email」の欄にテスト担当者が会員登録した時のメールアドレスを入力してください。
これでメールアドレスが一致した場合のみにLINE配信が行われるようになります。
メールアドレスを条件に追加できたので、「ワークフローをオン」にしてテスト注文を開始してください。
*「発送完了」の方も同様にパターン①もしくは②の方法でテスト設定してください。
*テスト配信をする際は、両ワークフローを「ワークフローをオン」に変更してから同時にテストすることも可能です。
テスト配信の結果を確認するには、トリガーを発火させて全ての条件を満たし、「アクション(LINE配信)」を完了する必要があります。
今回は例として「購入完了」通知をパターン①の方法で2回テスト配信をしてみました。「履歴を表示する」を確認すると、2通りの異なる結果が表示されています。
それでは「購入完了」通知の配信ログ結果を確認してみましょう。
配信を2回おこなっているので、①②の配信結果が表示されています。
①:「LINEでFlexメッセージを送る」+「成功しました」
②:「アクションなし」+「成功しました」
どちらの配信とも「成功しました」というステータスになっているので、ワークフロー構成自体に問題はなかったようです。
しかし、②では「LINEでFlexメッセージを配信する」というアクション実行がされていないので、どこかでエラーが出てしまったようですね。①から順に、ログを見ていきましょう。
①:「LINEでFlexメッセージを送る」+「成功しました」
LINE配信の実行まで完了した成功事例です!ワークフローの実行記録が緑の矢印で繋がり最後まで到達していますね。(下図参照)
成功を確認したら、テスト配信用に追加したtestタグやメールアドレスを条件から削除してテンプレートを導入した時の形態へ戻します。この時、LINE配信する上でタグ「line」の条件は必要になりますので、誤って削除しないよう注意してください。
②:「アクションなし」+「成功しました」
LINE配信の実行まで完了しなかった失敗事例です……。ワークフローの実行記録が緑の矢印で最初の接続まで到達しているものの、2箇所目の接続ではグレーになり、最後まで到達していません。(下図参照)
成功事例と比較すると、ワークフローの構成自体は同じです。
それでは、何が問題だったのでしょうか。Shopify Flowでは詳細のエラー情報も記載しているので再度、ログの詳細を確認してみます。
詳細を確認してみると、条件に追加していた「test」タグの付与がなく、条件を満たされていなかったのが原因のようです。
ここでテスト配信をした担当者の顧客管理内のタグを確認してみると、lineタグはあるもののtestタグの付与を忘れていたようです。エラーを解決するには、ここにtestタグを付与して再度テスト配信をしてみると解決できそうです。
今回のエラーは、testタグの付与漏れによるものでした。
エラー原因は様々ですので、「LINE配信が届かない」などの不具合が生じた場合は、まず配信ログを確認して、緑の矢印がどこでストップしているのか、どこの条件がfalse(失敗)となっているのかを確認してみてください。
それでもエラーが解消されない場合やご不明な点がある場合は、お気軽にCRM PLUS on LINEのサポート窓口へご相談ください。
テンプレートで配信される「購入完了」や「発送完了」のLINE配信(Flexメッセージ)は、ストアのブランドイメージに合わせて自由にカスタマイズが可能です。文章やカラー変更、画像の追加方法などはこちらのブログを参照してアレンジしてみてください。
スマレジとShopifyの連携アプリOmni Hubを利用している場合や、Shopify POSを実店舗で活用している場合、Shopifyの注文管理には実店舗での購入データも生成されます。
本記事で紹介したテンプレートはオンラインストア上での購入を前提としているので、実店舗での購入の際に購入完了通知メッセージが配信されないようにするには、ワークフローに条件分岐を追加する必要があります。
スマレジ連携アプリ「Omni Hub」では、スマレジ(実店舗)での注文に対して注文タグ「スマレジ」を付与しているので、このタグを使って条件分岐を設定します。
アプリからのタグの反映にはタイムラグが発生する可能性がありますので「Wait」ブロックと「条件」ブロックを追加します。
「Order created」の次にアクションを追加し、Shopify > Wait を指定します。10秒の待機時間を設定するので、「10」「Seconds」と設定します。
次に条件ブロックを繋げ、Order > tags で注文タグ「スマレジ」が付与されているか確認します。
今回の処理では、実店舗での注文にはLINE配信をしない(除外したい)ので、Then ではなく、Otherwise に繋げて次のワークフローへと移ります。
Shopify POS経由で作成された注文には、チャネル情報として”Point of Sale”が定義されていますので、こちらを条件として利用します。
まずは、条件を追加し Order > channelInformation > channelDefinition > ChannelName を選択します。
Channel Nameが「Point of Sale」かを確認します
今回の処理では、実店舗での注文にはLINE配信をしない(除外したい)ので、Then ではなく、Otherwise に繋げて次のワークフローへと移ります。
その他ご不明点などありましたら、サポート窓口宛にお気兼ねなくお声がけください。
ワークフローの自動化アプリ「Shopify Flow」を利用するため、LINE通知メッセージ機能はShopifyスタンダードプラン以上での提供です。ID連携者向けの商品発送通知でしたら、商品発送をトリガーにしたステップ配信( https://socialplus.jp/shopify_app/function/step-line-message )機能で簡易的に実現可能です。
いいえ。LINE公式アカウントの通数課金のカウント対象には入りません(別途通知メッセージ用の料金テーブルがあり、通常のLINE配信より安価に配信できます)。
LINE社の「LINE通知メッセージ UXガイドライン」に則ったデザインのみ利用できます。テンプレートをベースに、メッセージやボタンの色はブランドカラーに変更いただいて配信する例が多いです。
CRM PLUS on LINEに関するお問い合わせやご相談など、お気軽にお問い合わせください。